どうもりょういちです。
キャロウェイ・マーベリックシリーズの発売が話題となっていますが、今回はユーティリティのご紹介をしたいと思います。
マーベリックのユーティリティも3ヘッドでの展開となりますが、ドライバーやフェアウェイウッドとはやや名前が異なっていますので注意が必要です。
それでは、さっそくマーベリック・ユーティリティについて解説していきます。
マーベリックのドライバー・フェアウェイウッドについては以下の記事を参考にしてみてください。
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目次
MAVRIKユーティリティの特徴を解説
これまでのエピックシリーズやローグではユーティリティはスターのみの1モデル展開でしたが、今回はユーティリティも3ヘッドの展開となっています。
MAVRIK
スタンダードモデルです。
ヘッドはこれまでの「キャロウェイのユーティリティ」という形状で、トゥ側は丸みがない角ばったフォルムになっています。
好みにもよりますが、個人的には筆者はこの角ばったヘッドはあまり好きではありませんね。
ヘッド体積は5番で120ccと平均的です。
ドライバーやフェアウェイウッドがスタンダードモデルなら、特に迷うことなくユーティリティもこのスタンダードモデルを選択すればいいと思います。
地面から打つウッド系が苦手という方は、やさしめのMAVRIKマックスでもいいかもしれません。
2月7日発売予定です。
MAVRIK MAX
大型ヘッドの高弾道ドローモデルです。
ドライバーやフェアウェイウッドはヒールにウエイトが設置されているので一目でドローモデルだとわかりますが、ユーティリティにはそれがありません。
ですがメーカーいわくドローモデルとのことで、このへんは試打してから体感してみたいと思います。
見た目的にはスタンダードモデルと大差ないように見え、フォルムも角ばったヘッドで同じような感じです。
体積は5番で131ccとスタンダードよりは一回り大きいので、より寛容性は高くやさしさはあると思います。
4月発売となっており、「マックス」のシリーズはすべて4月に発売されます。
MAVRIK PRO
MAVRIKプロは小ぶりヘッドの低スピンモデルです。
ドライバー、フェアウェイウッドは「サブゼロ」が低スピンモデルとしてラインナップされていますが、ユーティリティは「プロ」というネーミングになっています。
低スピンモデルとはなっていますが、スタンダードやマックス同様に、ソールの見た目は同じなので低スピン仕様には見た感じはわかりません。試打してから体感したいと思います。
ヘッド形状は丸みを帯びたフォルムになっており、ここはスタンダードとマックスとは違っています。
エピックフラッシュスターのユーティリティと形状は似ていますね。
体積は4番で107と小ぶりで、中級者~上級者向けでしょう。
2月7日発売ですが、ドライバーとフェアウェイウッドのサブゼロたちと同様に数量限定モデルです。
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3ヘッドスペック比較
総重量 | ヘッド体積 | 方向性の目安 | |
MAVRIK | 350グラム | 120cc | ストレート |
MAVRIK MAX | 343グラム | 131cc | ドロー |
MAVRIK PRO | 385グラム | 107cc | ストレート~フェード |
※MAVRIK(23度)、MAVRIK MAX(24度)、MAVRIK PRO(23度)で純正Sシャフトでの数値です。
ニューフラッシュフェース
ユーティリティにもAIで設計したフェースを初めて搭載。
これまではフェースの小さいフェアウェイウッドでは実現できなかったドライバー並みの反発性能を可能にしています。
そしてドライバー同様に、フェアウェイウッドでも機種ごとにフェースを作成。
スタンダードにはスタンダードの、マックスにはマックスの、サブゼロにはサブゼロの、それぞれのヘッド形状に対して一番飛ぶようなフェースを考えて作られています。
これにより、ヘッドによって最適なフラッシュフェースで飛ばせるというわけです。
ちなみに今回はドライバー3機種、ユーティリティも3機種発売となりますが、こちらもそれぞれに合ったフェースというものを開発して搭載するとのことです。
非常に期待ができるフェースですね。
番手別にフェースを設計
AIの力によって、これまでの開発ではできなかった番手別にフェースを設計することが可能になりました。
それぞれの番手に合わせてフェースを最適化しボール初速をアップさせ、飛距離へとつなげます。
ニューフラッシュフェースと合わせて、控えめに言ってもすごいクラブ設計ですよね。
フェースカップテクノロジー
フェースカップ構造により、オフセンターヒット時においても安定して速いボール初速を出すことが可能になります。
もちろん、芯でとらえた時はの初速も向上します。
ジェイルブレイクテクノロジー
通称「2本の柱」ジェイルブレイクテクノロジーは継続です。
クラウンとソールの上下のたわみを最小限に抑制することでエネルギーロスを軽減。
フェース自体のたわみを最大化し、飛躍的にボール初速を向上させます。
ジェイルブレイクテクノロジーは初代エピック以降の全モデルに搭載され、今ではなくてはならないものになっています。
次回作以降にもしばらくは搭載されるテクノロジーとなりそうですね。
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MAVRIKユーティリティの見た目
スタンダード
形状は前作ローグと同じような感じでトゥ側が角ばっているフォルムです。
ここは好みが分かれるところですね。
構えてみるこんな感じで、やはりトゥ側の角ばりは人によってはやや気になるでしょう。
マックス
マックスはスタンダードと同じような形状です。
スタンダードをひとまわり大きくさせたような感じのヘッドですね。
トゥ側は角ばり気味。
プロ
プロはスタンダードやマックスと違い丸みを帯びた形状です。
エピックフラッシュスターユーティリティと似たような感じですね。
構えやすいと思う方はけっこういるのではないでしょうか。
他の2ヘッドに比べればやや小さめのヘッドとなっています。
MAVRIKユーティリティを試打した感想
試打したのはすべて23度の純正Sシャフトです。
スタンダード
まずはドライバーほどの打感の良さはありませんでしたが、まずまずの打感、振り心地です。
個人的にはどうしても角ばった形状のユーティリティが得意ではないので少し違和感を感じるのですが、これは無理だというほどの嫌悪感までは感じません。
結果としては飛距離は185~195ヤードの間で安定した打球が打てました。
高さは非常に出やすいので、グリーンを狙っていきやすいユーティリティだと思います。
特別飛距離が出るというユーティリティではないように感じますが、安定感とボールの弾道は非常に評価できると思います。
マックス
結果としては飛距離はスタンダードとあまり変わらず180~195ヤードという結果。
ただ弾道がスタンダードよりも高く上がるので、やや吹け上がるときもありました。
これはシャフトがやや軽いことも影響しているとは思いますので、対象ゴルファーとなってくるヘッドスピードが40以下の方には問題ないでしょう。
打感はスタンダードとあまり変わらず普通かなと思う一方、ヘッドが大きく分厚めな分安心感は感じることができるでしょう。
シリーズの中では最も高慣性モーメントとなっています。
プロ
まずは結果ですが、強い弾道の球が打てて飛びました。
飛距離は180~205ヤード。
ややバラつきはありますが、当たったときはコンスタントに200ヤード前後が出ました。
弾道も強めで風には影響されにくい球が打てると思います。
ただやはりシリーズの中では最も小さいヘッドなので、ミスは出る割合は少し増えるかなという感じですね。
打感はまずまずで、振り心地はよかったですね。ヘッドの形状はこのプロのみ角ばっていないので、僕としては好みのヘッドでした。
MAVRIKユーティリティまとめ
MAVRIKがスタンダードモデル
MAVRIK MAXがドローモデル
MAVRIK PROが小ぶりの上級者モデル
ニューフラッシュフェースで更なる飛びを実現
番手別にフェースを設計し最適化
フェースカップテクノロジーで寛容性アップ
マーベリックユーティリティはスタンダードとマックスがメインとなり、プロは一部上級者ユーザー向けのモデルとなりそうです。
飛び系のアイアンがブームから定着となりそうな雰囲気の中で、ウッド系でも飛ばそうというキャロウェイの製作は素晴らしいと思います。
気は早いですがここまでやってしまうと次回以降どうなるんだろうとも思ってしまうほど、完成度は高そうです。
以上、キャロウェイMAVRIK(マーベリック)ユーティリティの特徴を解説【ローグの後継モデル】という話題でした。
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