どうもりょういちです。
シャフトの総合メーカー日本シャフトから、モーダスシリーズのカーボンシャフトが登場しました。
日本シャフトというと昔から有名で人気のNSプロに加え、最近では軽量のゼロスシリーズやモーダス3シリーズが大ヒットしているシャフトメーカー。
使用している方もたくさんいると思います。
今回はそんな日本シャフトから、モーダスシリーズではありますが、「モーダスカーボン」という新しいシャフトが登場しました。
ユーティリティ用(ハイブリッド用)とのことですが、一体どういうシャフトなのか？
現役ゴルフショップ店員が解説していきたいと思います。
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目次
モーダスカーボンの特徴
スチールとカーボンの複合シャフト
カーボンシャフトの飛距離性能とやさしさ、スチールシャフトの打感とスピンコントロール性能を融合させているシャフトです。
超軽量スチールシャフトを本体とし、間に特殊な接着素材を挟み外側にはカーボンシャフトを積層。
見た目は完全にカーボンシャフトとなるのですが、実際はスチールとの複合シャフトというわけです。
スチールとカーボンのいいところを凝縮したシャフト
ではなぜスチールとカーボンを複合させたのかですが、それぞれのメリットを生かしデメリットを解消するための新発想です。
スチールとカーボンを複合することにより重量と硬度を両立することができ、しっかりとした打感を維持することが可能になります。
またスチール本来のねじれの少なさによる方向の安定性を確保しながら飛距離性能も合わせ持ち、いいとこどりのシャフトとなるわけです。
スチールとカーボンのハイブリッド構造シャフトが、機能面とフィーリング面の両面で効果を発揮してくれるというわけです。
モーダスカーボンのデメリットと今後の期待
上記の説明はメリットのみ述べましたが、デメリットが1つあり、それは「わりとハード」ということです。
ラインナップとしては以下の通りです。
| フレックス | 長さ | 重量 | トルク | 調子 | 振動数 |
| S | 41 | 92.5 | 2.7 | 元 | 307 |
| TOUR S | 41 | 92.5 | 2.7 | 元 | 319 |
| X | 41 | 102.5 | 2.5 | 元 | 331 |
| TOUR X | 41 | 112.5 | 2.3 | 元 | 342 |
スチールの105や120などのように重量帯の設定はなく、フレックス違いのみ。
一番ソフトなSシャフトでも重量は92.5グラムです。
これをユーティリティで組み合わせて使おうと思うと、それなりのヘッドスピードを持った方以上にユーザーが限定されてきます。
ドライバーのヘッドスピードが少なくとも43ほどは欲しいところです。逆に言えばハードヒッターの方にはかなり良いシャフトとなる可能性もあります。
製造するのが難しいのかもしれませんが、もう少し軽量帯のラインナップがあればかなり流行るシャフトなのかもと感じます。
それと現状ではユーティリティ用のみということで、今後はアイアン用の発売に期待したいところですね。
アイアン用であれば、それこそ流行りそうな気がします。
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モーダスカーボンの見た目
まだ実物の写真はないのですが、日本シャフトのHPからお借りした写真がコチラです。
黒を基調としたデザインで、つや消しのようになっていて非常に締まって見えそうです。
以前は発売前の段階で、GRAPHITE ON STEEL TECHNOLOGYという別名があり、その頭文字をとって「GOST」と呼ばれていた時期もあったようですが、今回もその文字が入り頭文字は赤くなっていてデザインもかっこよくて良いですね。
モーダスカーボンの対象ゴルファー
先ほどスペックを載せていますが、重量を見ればわかりますがそれなりに重いです。
普段からユーティリティにスチールシャフトを組み合わせて使っている方にはそうでもないと思いますが、一般的なカーボンシャフト(純正カーボンとか)を使っている方からすればかなりハードなスペックのシャフトです。
なので、先述したようにドライバーのヘッドスピードが43あたりが使用の最低ラインとなりそうです。
それよりヘッドスピードが遅めの方は、無理に重いカーボンを使う必要はないかなと思います。
カーボンのフィーリングが好きな方は一定数いると思いますが、とりあえずユーティリティのシャフトはスチールにしとくか、という感じでスチールを使っている方とかにはモーダスカーボンシャフトは良いと思います。
モーダスカーボンまとめ
スチールとカーボンのいいところを凝縮した複合シャフト
見た目やフィーリングはカーボンシャフト
現状はユーティリティ用(ハイブリッド用)のみの展開
ある程度のヘッドスピードがある方が対象
新発売からどれぐらい認知度が伸びるかは不透明な部分はありますが、男子プロも徐々に使い出しているようですし、なにかキッカケがあれば人気が出るシャフトかなと思います。
以上、日本シャフトからモーダスのカーボンシャフトがラインナップに登場|ハイブリッド用モーダスカーボンという話題でした。
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