どうもりょういちです。
タイトリストの定番ウェッジであるSMシリーズの最新作「SM8」が登場しました。
ウェッジの中ではナンバーワン人気の呼び声高いSMシリーズのウェッジですが、今回の新作は一体どのような特徴なのか解説していきたいと思います。
SM7との比較も交えて違いも紹介します。
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目次
ボーケイSM8の特徴
※ダイナミックゴールドのコスメ(デザイン)が変更になっていますが、中身は以前と同じです。
重心位置を浅く設計
SM8では、重心を同じ高さのままフェースの前方へ押し出し浅重心化しています。
インパクトの安定性を飛躍的に高め、思い描いたウェッジショットを繰り返しできるような再現性の高さをコンセプトに作られています。
SM7よりも打ち出し角度が安定し、狙ったショットを何度も打てるようなウェッジとなっています。
簡単に言えば、狙った距離や弾道を、ロフト通りに打ちやすいといった感じですね。
トップブレードの厚みをスッキリ
SM8ではSM7に比べてトップブレードの厚みを少し削りスッキリとさせています。
SM7では番手別で重心位置をコントロールするために、特にロフトの多いモデルのトップブレード部分をやや厚めに設計していました。
しかし、プロなどからフェースが寝るイメージで打ち出し方が安定しない感じがするなどの声もあったようで、今回はスッキリとさせているということです。
トップブレードは薄い方が構えやすいという方は多いですし、特にボーケイを使う層の方ならなおさらですので、この変更はプラスポイントになるのではないでしょうか。
ネック部はナックルグラインドを採用
ナックルグラインドとは、ネック部分のシャフト側からヘッド側に向かって少し細くなるような形状のこと。
このナックルグラインドを取り入れることで、開きやすさ、構えやすさ、安心感が得られ、懐が広く見えるような設計になっています。
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豊富なグラインドバリエーション
タイトリストでは代々ウェッジに豊富なバリエーションを用意し、ゴルファーが求めるグラインドを提供してきましたが、今回もそれは健在です。
それぞれ簡単に説明していきます。
Fグラインド
基本グラインドです。
特に48、50、52度あたりはこのFグラインドしかありませんので、強制的に使うことになります。
ソールを削ることなく平らになっているグラインドで、あらゆるスイングやライに対応できるグラインドです。
対応ロフトは46.48.50.52.54.56度
Kグラインド
主にバンカーや難しいライで力を発揮するグラインドです。
ソールは平らでフェースを開かないでショットしてもバンカーやラフからの脱出がしやすいグラインド。
スクエアに構えて打てるモデルで、フェースを開いたりする必要はありません。
逆に開いて使ったりしたいという方には合わない可能性があります。
特にバンカーが苦手な人におすすめ。
対応ロフトは58.60度
Mグラインド
ソールのバック側をトゥからヒールにかけてかなり大きく削っているのがMグラインドで、フェースを開いていろんなショットを可能にするモデルです。
やや上級者向けです。
フェースを開いてロブショットしたりテクニックショットをしたいという方におすすめ。
対応ロフトは56.58.60.62度
Sグラインド
フェースも開けてバウンス効果も感じられる万能タイプです。
ソールのバック側を薄く削り、やさしさを残しつつも開いてテクニックショットをしたりすることも可能なグラインド。
万能タイプなので、スクエアでも開いてでも打ちやすいモデル。
対応ロフトは54.56.58.60度
Dグラインド
Sグラインドよりソールを削りつつ、高バウンスでやさしさと操作性を両立したグラインド。
Sグラインドよりもバウンス効果でやさしさアップ。
対応ロフトは54.56.58.60度
Lグラインド
ソールをガッツリと削りローバウンスの上級者向けグラインド。
ソール幅が狭いためバウンスの恩恵は感じられない難しめです。
ロブショットしたいという方向けです。
対応ロフトは60度
変わらない部分
逆に、SM7から変わらない部分もあります。
溝とプログレッシブCG(重心の高さ)はSM7からそのまま引き継がれており、変わっていません。
ここは変える必要がない(完成している)という判断なのでしょう。
SM7も十分良いウェッジなので、良いところは変えないでしっかりと残すということですね。
また、ヘッドカラーバリエーションも3タイプで変わりなく、
ツアークローム(シルバー)
ブラッシュドスチール(グレーぽい感じ)
ジェットブラック(真っ黒)
となっています。
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ボーケイSM8の見た目
見た目としては、第一印象は「ボーケーフォージドに似てる・・・」でしたね。
バックフェースのデザインとしてはかなりボーケーフォージドに似ており、SM7の方がかっこよかったと思っています。
まあ見た目の好き嫌いは個人差がありますので、ご自分の目で見て、判断してください。笑
あとは、ボーケーフォージドとSM8を間違えて買わないように注意してくださいね。
パッと見た感じでは買い間違いがありそうなぐらいは似ていますので、注意が必要です。
構えたらこんな感じで、ネック部がスリムになっているのでフェースが広く感じやさしい印象が与えられます。
ソール、トップブレードはこんな感じ。
トップブレードはやはり薄くなっていて良い感じです(ちょっとピンボケでスミマセン)
ボーケイSM8を試打した感想
試打したのは58度のDグラインド、シャフトはダイナミックゴールドです。
まず打感や打音については、SM7とさほど変わらないかなと思いました。
SM7も打感などは悪くなかったですから、そこは継続している部分なのかなと感じました。
やはり1番の違いはトップブレードの厚みを削ったところでしょうか。
スッと構えられて、違和感がありません。
スピン量はしっかり入りますが、ここもSM7とは大差ありません。
違いとしてはやはりSM8の方がややフェースが大きく見え、やさしく拾ってくれるという印象を持てる点です。
SM7よりもより再現度を高めたウェッジとなっていて、アプローチショットを繰り返してみても打ち出し角がかなり一定に近い範囲で打てるので、ショットのイメージがつきやすいウェッジでした。
SM7でも十分良いウェッジでしたが、SM8さらに良くなっていてgoodです!
ボーケイSM8まとめ
重心位置を浅く設計
トップブレードの厚みをスッキリと
ネック部はナックルグラインドを採用
豊富なグラインドバリエーション
デザインはややボーケイフォージド似
打感や振り心地も良質
良い部分はSM7から変わらない部分もあり
進化を続けるボーケイシリーズですが、今回も随所にSM7からプラスした要素が感じられるウェッジとなっています。
SM7のトップブレードの厚さにしっくりきていない方や、ウェッジを検討しているという方にはおすすめのウェッジと思います。
ぜひ試してみてください。
以上、タイトリスト・ボーケイSM8の特徴を解説|SM7からの変更点なども紹介という話題でした。
※ダイナミックゴールドのコスメ(デザイン)は変更になっていますが、中身は以前と同じです。
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