どうもりょういちです。
ついにゼクシオ11(イレブン)が発表となりました。
今年は2年周期で発売されるゼクシオの発売年となり、例年通り12月発売となりました。
すでに完成された感の強いゼクシオシリーズですが、今作は一体どこを変えてきているのか紹介していきます。
また今回はゼクシオ11と、ゼクシオX(エックス)という2モデルの発売となります。
Xは10代目のテンと呼んでしまいそうですが、エックスというとてもややこしいネーミングで発売されます。
エックスは10代目のクラフトモデルのようなシリーズとなるとのことですが、そのままクラフトモデルでもよかった気もしますが、ネーミングはともかくこちらも特徴をしっかり解説していきましょう。
スポンサーリンク
ゼクシオ11(イレブン)の特徴
フラットカップフェースで最大飛距離アップ
フラットカップフェースとは、フェース中央部の肉厚を薄く大きくすることでたわみやすくさせ、反発性能を向上させるテクノロジーです。
これによりゼクシオ史上最高の反発性能を持ったフェースが完成しています。
ゼクシオは以前からその高い安定性から高い評価を得ていましたが、それは「やさしい」ことに加えて「安定感」があるからでした。
そこに「一発の飛び」を加えてきたのが今回のゼクシオ11と捉えていただければわかりやすいと思います。
スイートエリアの広さはそのままに、スイートスポットの拡大に成功したのがゼクシオ11。
これまで同様の安定感にさらなる「飛距離」をプラスしたものがゼクシオ11となり、その飛距離性能が楽しみです。
また、素材はフルチタンでフックフェースです。
ウエイトプラステクノロジーでヘッドスピードアップ
新設計のウエイトプラステクノロジーとは、クラブの手元に重量を集中しテークバック時のヘッドを支える力を軽減させることで、理想のトップポジションを作り出す技術です。
そして理想のトップポジションができれば、自然とヘッドスピードアップにつながるという理屈です。
掘り下げて説明すると、シャフトの手元側を軽量化し、グリップエンドにウエイトを装着。そして重めのヘッドでバランスを取り、総合的には軽量の手元重心クラブの完成となります。
この組み合わせで「飛ばす」ゼクシオ11が誕生しています。
目次
ゼクシオX(エックス)の特徴
イレブン同様のテクノロジー搭載
イレブン同様に、フラットカップフェースとウエイトプラステクノロジーが搭載。
エックスも、安定感に飛びの要素もプラスされたドライバーとなっています。
また、素材はカーボンコンポジットを配合されています。
Xsoundで打音にもこだわり
ソールにサウンドリブを配置し、打音にもこだわって作られています。
歴代のゼクシオというとキーンという高い音が特徴的ですが、中にはそれを嫌うゴルファーもいます。
特にエックスが対象となるであろうゴルファーの層の方は高すぎる音は好まない方が多いです。
そこでエックスは打音にもこだわり、音は高めのままですが残響の短い打球音にしてきました。
キーンと鳴り響くような打音ではないということですね。
フェース角度
ゼクシオのフェース角度と言えば、かなりフックフェースであることで知られていると思いますが、ゼクシオXはほぼストレートフェースに仕上がっています。
ゼクシオのフックフェースがちょっと、、という方にとってもストレートで構えやすいフェース角になっています。
スポンサーリンク
ゼクシオ11と前作ゼクシオ10との違い
<Rシャフトの場合>
ゼクシオ11 | ゼクシオ10 | |
総重量 | 280 | 270 |
バランス | D2 | D5 |
長さ | 45.75 | 45.75 |
グリップ重量 | 30 | 27 |
スペック的に見れば、総重量が10グラムも重くなっているのは少し驚きました。
そしてバランスも3ポイントも減っていますが、総重量を上げたかわりにバランスを落としたのでしょう。
長さは同じですが、違うのがグリップの重量と仕様です。
ゼクシオ11用のグリップはカウンターバランスになっているので、少しだけ重め。
今後ゴルフショップの店頭にはゼクシオ11のグリップが並ぶと思いますが、イレブン用のグリップをテンやナインに誤って差さないように注意が必要です。
ちなみに、ゼクシオX(エックス)はSシャフトで総重量299グラム、バランスD1です。
約300グラムということを考えるとやはり本来のゼクシオユーザーとは違ったユーザーへ作られています。
ややスリクソンのユーザーとかぶってくるような気もします。
ゼクシオ11・Xの見た目
ゼクシオ11
ソールのデザインは前作からの変化はありますが、フォルム的には前作を踏襲しシャローのヘッドに仕上がっています。
ゼクシオX
前作のシャローヘッドを踏襲しているイレブンに対し、Xはディープフェースにシャローバックとなっており、「叩いていけるゼクシオ」と言えばわかりやすいかと思います。
あとはパッと見ではXの文字が大きくあるだけでゼクシオとはわかりずらいので、ゼクシオというネーム・ブランド自体にやや違和感がある方でも使いやすいと思います。
ゼクシオ11・Xの対象ゴルファー
ゼクシオ11
ゼクシオ11の対象ゴルファーはこれまで通りのゼクシオユーザーです。
ゼクシオファンは非常に多いですが、前述の通り特徴自体は前作と大きく変わっていませんので、ゼクシオユーザーの方は心配せずに買い替えて頂いて大丈夫だと思います。
ヘッドスピード的には40ぐらいまでの方が対象になります。
それ以上速い方は重量的にもシャフトの硬さ的にも純正シャフトでは少したよりないので、ゼクシオエックスや他モデルがいいでしょう。
ゼクシオエックス
こちらはクラブ重量もイレブンより重く、ミヤザキシャフトを採用していることもありヘッドスピード40~の方が対象となるでしょう。
通常モデルのゼクシオ11よりはシャフト、振り感、打感と全体的なしっかり感があるので、ゼクシオではちょっと物足りないなという方におすすめとなります。
ただヘッドスピードが45を超えてくるような方だとゼクシオエックスでも物足りなさは否めないと思うので、他モデルを選択した方がいいでしょう。
もしくはヘッドはゼクシオでシャフトを重量のあるしっかりしたものにリシャフトするか、ですね。
ゼクシオ11・Xまとめ
フラットカップフェースで最大飛距離アップ
ウエイトプラステクノロジーでヘッドスピードアップ
Xsoundで打音にもこだわり(エックスのみ)
すでに完成されているゼクシオだと思っていましたが、今回は11代目ということもありかなり進化させてきたなという印象が強くなったモデルです。
エックスも発売し、ゼクシオユーザーの層はまた広がるのではないかなと思います。
発売は12月7日ですが試打は11月初旬ごろからできるかと思いますので、要チェックですね。
以上、ゼクシオ11(イレブン)とゼクシオX(エックス)の特徴を紹介|ドライバー編【絶対王者の最新モデル】という話題でした。
スポンサーリンク
関連 ゼクシオ11・エックスのフェアウェイウッドとユーティリティの解説記事