どうもりょういちです。
この記事ではキャロウェイ・MAVRIK(マーベリック)のアイアンについてご紹介します。
ドライバーなどウッド系が話題となっているMAVRIKですが、アイアンもしっかりと3機種が発売されますので、それぞれの違いも含めて特徴を解説していきたいと思います。
スポンサーリンク
目次
MAVRIK(マーベリック)アイアンの特徴
MAVRIKアイアンは全3モデル。
名称はユーティリティと同じラインナップでMAVRIK、MAVRIK MAX、MAVRIK PROとなっています。
MAVRIK
MAVRIKのスタンダードモデルのアイアン。
スタンダードモデルと言ってはいますが、その中身はストロングロフトの飛び系アイアンです。
7番アイアンでロフト27度なので間違いなく飛び系の部類に入り、 テーラーメイドのSIM MAX OSアイアンと対抗するモデルになってくるでしょう。
飛び系ではあるものの、シンプルなヘッド形状なのでその点は評価されそうな部分かと思います。
飛び系アイアンはアドレスしたときにソールの後方が見えて気になるという方も多いですが、そこはこのMAVRIKアイアンでは気にする必要はないでしょう。
全体的にロフトが立っているので、単品販売のAW、GW、SWは全て入れておくことをおすすめします。
よく聞くのが「3本もあっても打ち分けできないよ」というものですが、それぞれフルショットすれば距離は変わります。
9番アイアン以下はすべて5度刻みなので、約15ヤード前後変わってくるでしょうから、
1本や2本だけでなく3本全て入れておくのがベターですよ。
MAVRIK MAX
大型ヘッドのモデルです。
このMAVRIK MAXが「スター」の系譜なので最もストロングロフトかと思いましたが、マックスはヘッドを大型化し飛びはそこそこのスタンダードのようなモデルになっています。
7番アイアンのロフトは30度なので、近年のアイアンでいうと普通ぐらいの設定。
特徴としては大型ヘッドを最もアピールしており、最優先を飛距離ではなく寛容性(やさしさ)に振ってきた印象のあるアイアンです。
ドライバーなどウッド系はMAVRIKのスタンダードモデルでそろえたとしても、アイアンはマックスで、というセッティングにする人も一定数いるでしょう。
ただ、トップブレードは厚くグースもかなりきいているような感じなので、正直見た感じは微妙だなという印象です。
MAVRIK PRO
MAVRIKシリーズでは最もヘッドが小さくハーフキャビティのような形状のモデル。
ロフトは7番で30.5度と寝ているわけではありませんが、ヘッド形状自体は中級者からを対象としたモデルでしょう。
ストレートネックに近く、程よいサイズ感のヘッドで、シンプルな仕上げになっています。
トップブレードやソールの厚みも平均的で、割と人気が出そうな予感はしていますが、数量限定モデルということでゴルフショップにも大型の指定店舗にしか並ばないようです。
難しすぎるアイアンというわけでもないですし、見た目も悪くなくまずまずの人気は出そうな感じがします。
ただ数量限定及び販売店も限定されるということで、価格の面で見てもあまり売れないのではないかと予想しています。
スポンサーリンク
スペック比較
総重量 | ロフト | バランス | |
MAVRIK(NS950neo) | 416グラム | 27.0度 | D1 |
MAVRIK MAX(純正カーボン) | 363グラム | 30.0度 | D1 |
MAVRIK PRO(モーダス105) | 429グラム | 30.5度 | D2 |
※上記表は全て7番アイアンの場合の数値で、シャフトはそれぞれカッコ内の場合です。
個人的には、スタンダードとマックスのロフトを入れ替えた方がターゲットが明確になり、消費者の立場として見ても選びやすくなるのになあと思ってしまいます。
ドライバーやウッド類はかなり売れるでしょうが、アイアンは正直どうなるかなあというところですね。
アイアンにもAIによるフラッシュフェース
アイアンにもAIによって設定されたフラッシュフェースを初めて搭載。
高初速エリアの拡大を施しているということなので、ミスに強くなっているものと思われます。
「オフセンターヒット時でも芯に当たったような飛び」というメーカーの文言がありますが、オフセンターにも度合いがありますので、過度な期待は禁物です。
オフセンターヒットといってもボール半個までです。ボール半個も正直厳しいかもしれませんが、それ以上に外すともはやただのミスショットで「芯に当たったような飛び」は出ませんので注意してください。
ただ、芯を食ったときやほんの少し芯をずれた程度の当たりなら素晴らしい飛距離性能です。
ロフト別にフェースを設計
AIの力によって、これまでのアイアンを常識を打ち破り、ロフトレンジ別にフェースが設計されています。
ロフトレンジ別とは、5.6番用のフェース、7.8番用のフェース、という具合に全番手ではないものの、2番手ごとに最適なフェースを探り、最も飛距離が出るように設計されたもの。
番手ごとに求める機能も違うため、それぞれボール初速やスピン量を調整されており、結果として飛距離アップやコントロール性能の向上につながっています。
スポンサーリンク
MAVRIKアイアンの見た目
スタンダード
バックフェースはこんな感じで、普通かなという印象。
トップブレードは厚く、グースもきいています。
かなりやさしい仕様だということが伺えますね。
ソール、フェースはこんな感じです。
フェースはトゥ側の上部がかなり高く、やや独特な形です。
マックス
バックフェースの見た目はスタンダードとあまり変わらず、 「MAX」の文字が入ったぐらいです。
ただ、ヘッドはかなりゴツいなあという印象で、トップブレードも相当厚いです。
正直構えづらさは感じます。
ソールとフェースはこんな感じ。
こうやってみると、かなりグースがきいていることが分かりますね。
プロ
プロにはオレンジ色は配色されずにシンプルな見た目。
トップブレードも他の2つと極端に違って薄く、小ぶりのヘッドです。
ソール、フェースを見てもシンプルでオーソドックスな見た目のアイアンです。
個人的には好きですね。
MAVRIKアイアンを試打した感想
全て7番アイアンで行いました。
スタンダード
まずは、めちゃくちゃ飛びます。
ロフトは27度なので飛び系ですが、それを踏まえて打ってもかなり飛ぶなあという感想を持ちました。
最高飛距離は182ヤード。
初速がかなり出ているような感じで、フラッシュフェースの効果がはっきりと感じられました。
ミスショットにも強く、芯を外しても150ヤード以上はコンスタントに出ました。
打感はまずまずで、アドレス時の見た目的には最初はやや違和感があるかもしれませんが、とても実用的なやさしいアイアンだという評価です。
これは飛距離に悩んでいる方や、ミスショットがまだまだ多いという方にはとてもおすすめしたくなるアイアンです。
マックス
この見た目でロフトは30度という、なんとも微妙な立ち位置のアイアンは、試打結果も微妙でした。
飛距離は当然、スタンダードには及ばず165ヤード。
飛んでいないわけではありませんが、特筆するような飛距離でもないといったところ。
そしてやさしさについても、やはりヘッドの大きさに違和感を拭えず、イマイチの印象でした。
やはりMAVRIKスタンダードアイアンの方がミスにも強く、抜けてくれるなという感じです。
ちょっとMAXについては残念な結果となりました。
プロ
シンプルなヘッド形状で個人的にはとても構えやすく、すんなりと打つことができました。
最高飛距離は167ヤード。
抜けも良く、振り心地はよかったです。
スタンダードやマックスのようなヘッドの大きさはないのでミスヒットはそれなりにミスの打球になりますので、中級者以上向けのアイアンでしょう。
まずまずおすすめです。
MAVRIKアイアンまとめ
MAVRIKは飛び系アイアン
MAVRIK MAXは大型ヘッド
MAVRIK PROは小ぶりの中級者から向け
アイアンにもAIによるフラッシュフェース搭載で飛距離アップ
ロフト別にフェースを設計しそれぞれ最適化
タングステン・エナジー・コアテクノロジー
ウレタン・マイクロスフィアテクノロジー
キャロウェイはXフォージドやAPEXなどアイアンは豊富に発売されているので、マーベリックに一極集中はしないと思いますが、スタンダードとマックスに関しては完全にやさしめのアイアンとして一定の需要はあるでしょう。
プロは数量限定モデルということで価格も張るので、モノ自体は悪くないですが爆発的な人気とはならなさそうです。
エピックフォージドスターアイアンも加えてうまく各層のターゲットを狙ってきているなという印象のキャロウェイなので、キャロウェイ好きな方はしばらくはアイアン選びで困ることはなさそうですね。
以上、キャロウェイ・MAVRIK(マーベリック)アイアンの特徴を解説|全3機種の違いも含めて一挙にご紹介という話題でした。
スポンサーリンク