ゼクシオクロスアイアン【ゼクシオから登場のぶっ飛びアイアンを写真付きで解説】

ゼクシオからニューモデル、ゼクシオクロスアイアンがデビューします。

シェアナンバーワンの人気モデルゼクシオから、ついにぶっ飛びアイアンが発売されます。

さっそくレビューしてみましょう。

ゼクシオクロスアイアンを解説

バックフェース

ここ数年で普及してきた、いわゆる「ぶっ飛び」アイアン。

このゼクシオクロスもぶっ飛びアイアンの部類になりますが、形状は他のメーカーのアイアンと同じようにソールが厚くなっていますね。

バックフェースのこの写真でもかなり厚いのがわかると思います。

ただそれだけキャビティのくり抜きも大きいですし、低重心で設計されていることも一目でわかります。

要はミスに強いということがわかりますね。

フェース

上から構えるとトップブレードはかなり厚めです。

トップブレードの厚みに関しては、「安心感があっていいと感じる派」と「もっと薄くてスッキリしている方がいい派」に分かれますね。

さらに、構えるとバックフェース側が見えます。

ぶっ飛び系のアイアンを使ったことがない人は違和感を覚える人が多いでしょうか。

これはフィーリングの問題ですので、上からのこの見た目が嫌な人はゼクシオクロスはやめるという選択肢もあります。

とはいえ、最初こそ違和感は感じるでしょうが、段々と慣れてくるものです。

「絶対にこの見た目は嫌だ」という人は避けてもらっていいですが、そうでもない人は1度使ってみるのもいいと思います。

慣れてくれば「飛び」と「優しさ」に手放すことができなくなる人が多いのが現実ですよ。

ソール

ソールも厚みがあります。

このソールの厚さはダフリにくさを実現してくれます。

少々のダフリにはある程度のボールが飛んでくれるでしょう。

ソールの厚さやヘッドの大きさでデメリットになることは、深いラフなどのショット時に抜けが悪くなる場合があることです。

それだけ芝を噛んでしまうということです。

とはいえ、深いラフからのショットは薄い小さいヘッドのクラブでも難しいですし、つま先上がり・下がりなどの条件も考えるとそこまで問題ではないように思います。

全てにおいて万能というクラブはないので、メリット・デメリットを考えてクラブ選びをすることが大切ですね。

圧倒的な飛距離性能

ゼクシオ史上最も薄い新開発「Speed Titan Face」で圧倒的な高初速を実現させているそうです。

XXIO史上最も薄く設計されたチタンフェースの反発力に加え、フェース裏面の下部からトウに刻んだ「スピードグルーブ」がたわみを生み出し、ユーザー打点をカバーする広範囲な反発エリアを実現しています。

飛距離と直進性をクロス

打点がバラついてもブレない高い直進性「Super Toe Weight」機能により、深くトウ側へ寄せた専用重心設計となっています。

高い慣性モーメントをもたらす深・トウ重心設計により、左右の慣性モーメントが大幅に増大。

つまりミスヒットにも強く安定した飛びを実現してくれるようです。

7番アイアンでロフト角25度

最新のテクノロジーを盛り込んでいるゼクシオクロスですが、ロフト角も驚異の25度です(7番)

これまでの他のメーカーのぶっ飛びクラブは26度のものが多かったですが、それを超越した25度です。

テクノロジー×強ロフトで飛ばすというわけですね。

もはや、番手の位置付けがよくわからなくなってきている最近ですが、これまでもモデルによってスペックのバラつきはあったのでいいんじゃないでしょうか。

「7番で◯◯ヤード」って言えますしね！

セッティングに注意

上記のように7番アイアンで25度のゼクシオクロス。

セットは7～PWの4本セットとなっています。

番手別ロフトは以下の表の通りです。

結論から言うと、7～SWまでは揃えるのがベター！

AW、DW、SWを入れないのであれば、それに相当するようなウェッジを3本入れることをマストでおすすめします。

そうでないと重要な100ヤード以内のショットで最適な番手がない、ということになります。

5番と6番は、ここは人によって分かれるところです。

7番ですでに25度のロフトなので、その上にはユーティリティを入れるのが一般的には楽なセッティングです。

ただし、先ほど言ったようにここは人によって分かれます。

アイアンが得意な方、ユーティリティが得意な方、またはフェアウェイウッドが得意な方。

それぞれ得意なクラブも違えば、好みとして好きなクラブも違うでしょう。

まずは自分がどのクラブが好きで自信を置いているのかを考えて頂き、アイアンを何番から入れてユーティリティを何本入れるのかを考える必要があります。

「クラブセッティング」でも説明していますが、セッティングの仕方は何通りもあるので、どのセッティングにしたいかを明確にしておきましょう。

試打した感想

まず特筆すべきはその飛距離ですね。

言わずもがなですが、飛びます。

普段の僕の飛距離は7番で150～155ヤードぐらい。

ゼクシオクロスで試打すると、軽く180ヤードです。

これはもう、確実に2番手分ぐらい飛んでますね。

これだけ飛べばゴルフが楽になりますよね。

そして、強ロフトのクラブなので、弾道が気になるところですが、かなり上がります。

７番アイアンで打っても、「5番アイアンの飛距離で、5番アイアンより上がる」といったイメージです。

しかし5番アイアンより、7番アイアンなので当然当たる確率は高いです。

このあたりがぶっ飛びアイアンのいいところではありますね。

打感に関しては芯を食ったときは従来のゼクシオのような柔らかい弾き感があって気持ちいいです。

芯を外したときは当然、感触は少し悪くなりますが、それでも160～170ヤードほど飛んでるのですから驚きです。

ミスヒットでもそれなりの距離が出てくれるのは優しい証拠ですね。

まとめ

・ゼクシオクロスは7番アイアンで驚異のロフト角２５度で飛び具合がスゴイ

・ゼクシオ特有の優しさがあり「ミスに強い」

・全体的にロフトが立っているのでセッティングにご注意を

ゼクシオクロスアイアンは３月９日発売予定です。

ゼクシオユーザーの方、今より飛びを求めている方は必見ですよ！