どうもりょういちです。
キャロウェイからMAVRIKドライバーが2月発売と発表されました。
読み方は「マーベリック」となります。
ローグの後継モデルというポジションではありますが、「ローグとXRのハイブリッド」という中身になっているようです。
エピックフラッシュよりもやさしいモデルという明確な位置付けとして発売されます。
ちなみに今回もMAVRIK、MAVRIK MAX、MAVRIK SUBZEROと3タイプのヘッド展開で発売されます。
それでは、それぞれどのような特徴なのか、3タイプのヘッドの違いも含めてMAVRIKドライバーを解説していきたいと思います。
スポンサーリンク
目次
MAVRIKドライバーの特徴
ヘッドは3種類
MAVRIKシリーズのドライバーは全3種類となっており、それぞれMAVRIK、MAVRIK MAX、MAVRIK SUBZEROの3タイプとなります。
基本的な搭載しているテクノロジーは3ヘッドとも同じの部分もありますが、それでは違いはどこなのか?という部分も含めて紹介していきます。
MAVRIK(マーベリック)
MAVRIKのスタンダードタイプです。
エピックフラッシュやローグではこのスタンダードタイプは数量限定として(けっこう数はあったけど)発売されていましたが、今回のMAVRIKスタンダードは通常品として発売されます。
位置付けとして前作までと同じで、マックスとサブゼロの中間ポジションとなります。
何が中間かと言うと、重量やその性能ぶりが、中間という言葉がピッタリ合います。
重量はそれぞれ純正Sシャフトで、重ため(309グラム)のサブゼロ、軽めのマックス(290グラム)に対して、スタンダードマーベリックは299グラム。ちょうど中間ですね。
さらにボールのつかまえ具合という意味でも、つかまるマックス、左に行きづらいサブゼロのちょうど中間に位置するスタンダードマーベリック。
今回はこのスタンダードが人気を出しそうな気がしています。
またネックのカチャカチャもついていて調整も可能です。
エピックシリーズやローグなどのソケットとも互換性はありそうなのでいろいろとシャフトで試すこともできそうです。
純正シャフトには今回はディアマナを採用し、50というネーミングがつくもののシャフト自体は40グラム台となっています。
MAVRIKの発売予定2月7日です。
MAVRIK MAX(マーベリックマックス)
MAVRIK MAXは、これまでの「スター」の位置付けです。
ローグスターやエピックフラッシュスターなどのシリーズの中で最もつかまってやさしいモデルが「スター」でしたが、それが今回は「マックス」になります。
マックスはヒールに固定式のウエイトが装着されており、完全にドローモデルという位置付け。
対象ゴルファーとしてはスライサーになるでしょう。
標準で用意されているシャフトも純正シャフトのみとなり、スタンダードマーベリックと同じくディアマナですが40となっています。
しかしシャフト重量はスタンダードもマックスもほぼ同じとなっています。
そして今回はこのマーベリックマックスにもカチャカチャ機能がつきます。
これまでの「スター」にはなかった性能で、ネックでの調整が可能になりました。
発売時期ですが、MAVRIK MAXドライバーは4月となります。
MAVRIK MAXシリーズはフェアウェイウッドやユーティリティ、アイアンも発売されますが、全て4月発売とのことです。
軽めのつかまり重視モデルということで、対抗となる人気のゼクシオ11が落ち着いてきたころに発売したいメーカーの意向があるのかな?と勝手に推測しています。
MAVRIK SUBZERO(マーベリックサブゼロ)
MAVRIK SUBZEROは名前の通りこれまで同様サブゼロの位置付けです。
ソールのフェース側に固定式ウエイトを設置し、低スピン仕様になっています。
最も左にいきにくいモデルなので、フッカーや球が吹け気味の方などが対象ゴルファーとなるでしょう。
純正シャフトにはスタンダード、マックスとは違いツアーADの50グラム台が装着されています。
MAVRIK SUBZEROは2月発売なのですが、今回はこのサブゼロを数量限定とされています。
数量限定といってもおそらくそれなりの量は市場に出回るのでしょうが、人気のサブゼロの価値はさらに高まりそうですね。
スポンサーリンク
3ヘッドのスペック比較表
総重量 | ヘッド体積 | バランス | |
MAVRIK | 299グラム | 460cc | D3 |
MAVRIK MAX | 290グラム | 460cc | D1 |
MAVRIK SUBZERO | 309グラム | 460cc | D4 |
※上記数値は純正Sシャフトの場合
ニューフラッシュフェース
エピックフラッシュ発売時に話題を呼んだAIによるフラッシュフェースですが、今回はそのフラッシュフェースをさらに改良。
高初速エリアを拡大させ、「どこで打っても飛ぶ」という謳い文句でオフセンターヒット時でも芯で当たったような型破りなやさしさを実現してくれます。
さらに、エピックフラッシュのフェースはスター、スタンダード、サブゼロと全てのヘッドに同一のフェースを使われていましたが今回はそこも改良。
スタンダードにはスタンダードの、マックスにはマックスの、サブゼロにはサブゼロの、それぞれのヘッド形状に対して一番飛ぶようなフェースを考えて作られています。
これにより、ヘッドによって最適なフラッシュフェースで飛ばせるというわけです。
ちなみに今回はフェアウェイウッド3機種、ユーティリティも3機種発売となりますが、こちらもそれぞれに合ったフェースというものを開発して搭載するとのことです。
非常に期待ができるフェースですね。
高強度チタンフェース
従来のチタンフェースに比べて、強度が高く柔軟性がある素材を採用することにより、初速性能もルール上限に設定することが可能になり、より高いボール初速の実現につながっています。
ジェイルブレイクテクノロジー
通称「2本の柱」ジェイルブレイクテクノロジーは初代エピックからの継続です。
クラウンとソールの上下のたわみを最小限に抑制することでエネルギーロスを軽減。
フェース自体のたわみを最大化し、飛躍的にボール初速を向上させます。
スポンサーリンク
MAVRIKドライバーの見た目
スタンダード
構えた感じはほぼフラットで、フェースはクローズでもオープンでもないような感じです。
構えにくさはありませんし、むしろ構えやすい印象です。
個人的にはマックス、サブゼロと比べると、スタンダードが1番シンプルで構えやすく好みですね。
マックス
かなりフックフェースなのかなと予想していましたがそうでもなく、若干フックかなという程度。
ただアドレスしてみるとかなりのシャローバックで投影面積はかなり大きめ。
ヤマハのRMX220ドライバーに似ているような感じです。
ヒールの固定ウエイトとこのシャローヘッドで、かなりつかまえやすそうな見た目となっています。
ただシャロー具合がすごいので、「つかまえてドローを打ちたいけど見た目がちょっとなあ」という印象を持つ方もいるかとは思います。
写真ではそこまでですが、実物を構えてみるとあからさまなので、一度手に取って頂いた方がいいかと思います。
もちろん気にならない方もいますが、嫌いな人は嫌いな見た目です。笑
サブゼロ
最もつかまらないとされているサブゼロですが、構えてみると案外つかまえられそうな見た目です。
ヒール側がストンと地面に設置するような形状なので、座りが非常によくアドレスしやすいです。
フェースはほぼストレートフェースですね。
投影面積もサブゼロだからといって小さいわけではないので、特別難しそうな感じは受けませんでした。
MAVRIKドライバーを試打した感想
※全て純正Sシャフト、10.5度ヘッドで行いました。
スタンダード
マックス、サブゼロ含めた3本の中では最も飛距離が出ました。
最大が256ヤードで、3球の平均が247ヤードとかなり優秀でした。
つかまり具合もよく、普段はフェード打ちの僕でも気持ちよくドローが打てるドライバーという感じです。
ややヒールヒットした打球もありましたが、240ヤードを超えてきたので新しいフラッシュフェースの効果は出ていると感じます。
ただ、ウォーミングアップの段階でかなりミスしてヒールに当たった場合は221ヤードとそこまでは飛びませんでした。
最大256ヤードだったので、35ヤードほどロスした形になりました。
ミスして220ヤード飛んでいるので悪いとは思いませんが、「どこに当たっても飛ぶ」というメーカーの言い分はちょっとどうかなと思うところですね。
やはり限度を超えたミスはミスなりの打球になる、といった具合だと思うので、過度な期待は禁物です。
そして、最も意外だったのが打感です。
硬いのだろうなと予想していたのですが、ローグやエピックシリーズに比べて柔らかくなっていると思います。
ここは高評価できるポイントでした。
特に、前述のようにややヒールヒットしても打感は悪くなかったので、気持ちよく打てました。
(打感に関してはマックスもサブゼロも同じで良かったです)
マックス
予想通り、最もつかまりがよかったのがマックスです。
安定して同じようなボールが打てるドライバーだという印象を持ちました。
3球全て強めのドローで左へ30ヤードほどとなりました。
弾道に関してはつかまってしまった分、スタンダードと同じ程度の弾道でしたが、その後何球か右に打ち出して打ってみるとかなり高弾道となりました。
もともと球が上がり気味の方には上がり過ぎるかもしれません。
とにかくボールをつかまえたいという方にオススメできるドライバーです。
サブゼロ
前述の通り座りがよく構えやすいサブゼロは仕様通り最も低弾道となりました。
球筋はストレートに近いフェードが多く、僕にとっては普段通りの球筋が打てました。
ただミスするとやはり右に流れてしまうなという印象のドライバーで、難易度的にはサブゼロだけに1番難しいでしょう。
飛距離はフェードの分スタンダードに及びませんでしたが、それでも250ヤードが出たのでやはり当たれば飛ぶドライバーだと思います。
MAVRIKドライバーまとめ
MAVRIKがスタンダードモデル
MAVRIK MAXがドローモデル
MAVRIK SUBZEROが低スピンモデル
ニューフラッシュフェース採用でスイートエリアが超拡大
高強度チタンフェースでより高初速に
「2本の柱」ジェイルブレイクテクノロジーは継続採用
毎回革新的なクラブを出してくるキャロウェイですが、今回のMAVRIKははやさしさに振り幅を持っていきつつ距離もさらにアップさせてきているモデルとなっています。
特に、ニューフラッシュフェースはヘッドごとそれぞれに最適なフェースが作られているので、これはかなり期待ができるでしょう。
以上、キャロウェイMAVRIK(マーベリック)ドライバーの特徴を解説【ローグの後継モデル】という話題でした。
スポンサーリンク