テーラーメイドQi10MAXドライバーの特徴を解説|慣性モーメントがスゴイ

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どうもりょういちです。

テーラーメイドの2024年モデルとして、「Qi10シリーズ」が登場しました。

ドライバーは3機種ある中でも、メインとなるであろう「Qi10 MAXドライバー」を今回は解説します。

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Qi10MAXドライバーの特徴

テーラーメイド史上最高の慣性モーメント

飛距離に加えて圧倒的なやさしさを目指したというQi10MAXドライバー。

それがこのテーラーメイド史上最高、しかも前作比では比べ物にならない慣性モーメントです。

10Kを体感せよ、というメーカーのキャッチコピーがありましたが、これは慣性モーメントが10,000という数値を超えたという意味です。

くしくもピンの追加モデルのG430 MAX 10Kとドかぶりするという偶然がありましたが、ピンのドライバーの安定感は定評があるところ。ピン並みに安定感のあるドライバーという見方もできます。

飛距離性能は業界トップクラスのテーラーメイドに安定感をプラスして、とんでもないドライバーなんじゃないかと期待が高まります。

ちなみに、慣性モーメントが10,000を超えているのはこのQi10MAXのみです。同時発売のQi10、Qi10LSも慣性モーメントは前作比で高められてはいますが、数値的にはQi10MAXが最大の安定感となっています。

進化したカーボンクラウン

カーボンクラウン自体は以前から採用されており、その構造自体には変更はないようですが、カーボンの使用比率が大幅にアップ。

97%もの割合でカーボンを使用し、さらなる軽量化を実現したことで、余剰重量をヘッド内部へ再配分できるというものです。

これによってヘッド作りの自由度が高くなり、結果として、高い慣性モーメントが実現されています。

カーボンフェースは継続

ステルス、ステルス2と続いてきたカーボンフェースは継続です。

個人的な感想ではカーボンフェースが飛距離に影響を与えているとはあまり感じませんが、打感としては柔らかくて良いと思っています。

またミスヒット時に無駄なスピンが入りすぎず、初速が出るところもカーボンフェースの良いところ。

もちろんカーボンを使用することのメリットはフェースを軽量化でき、その浮いた重量をヘッド内で有効活用するためのもの。

クラウンの97%カーボン化と合わせて、カーボンウッドが進化していると言っていいでしょう。

スペック表

総重量310
シャフト重量58
トルク4.3
バランスD3.5
キックポイント
※純正Sシャフトの場合の数値

純正シャフト(S)でも310グラムとなるので、それなりに重量のあるモデルとなります。

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Qi10MAXドライバーの見た目

今回もカチャカチャはついているのでロフトやライ角の調整が可能です。

フェース側のウエイトはヒール寄りに装着されていることから、つかまりの良いモデルでもあります。

投影面積は大きくなっており、これもヘッドが安定する仕組みのひとつです。

構えてみたところ、今回のテーラーメイドは座りがめちゃくちゃ良いです。

テーラーメイドと言えば座りの悪さはある程度お決まりで、ソールするとかなり開いて見えるのですが、Qi10MAX ドライバーは座りがとても良いです。

Qi10シリーズのフェースは青色へと変更されました。ステルスシリーズの赤よりは落ち着いて見えていいですね。

それも青と言っても深めの青色なので、あまり気になりませんし、むしろキレイまであります。

横からのアングルで見るとSIMシリーズからのヘッド形状が続いているのがわかりますね。

とはいうものの、だいぶシャローが深くなっていて、前作までのディープなボディとは少し作り方が違っています。これも安定感につながると思います。

Qi10MAXドライバーを試打した感想

試打したのはロフト10.5度、純正Sシャフトで行いました。

試打結果は以下の通りです(5球平均)

ヘッドスピード44.5
キャリー252
トータル270
バックスピン2412
サイドスピン-218(左)

結論から言えば、ステルスシリーズと比べると安定感が段違いです。

飛距離的にはステルスシリーズと比べて大差はないと思いますが、ミスへの許容度と球の上がり方にとてもやさしさを感じました。

ステルスシリーズは飛距離はめちゃくちゃ良かったですが、ミスヒット時には助けてくれる感じは少し弱かったのですが、Qi10MAXドライバーはそこの部分を大幅に改善させています。

多少トゥ側やヒール側でヒットしても、本当にヘッドがブレない感覚があり、打ち出し方向が安定してそこからのサイドスピンもかなり抑えられる印象です。

これはスゴイな、売れるだろうなと思いました。

ソールのウエイトはヒールについているのでドローバイアスなのでしょうが、慣性モーメントが強すぎるからかそんなに左にもいきません。本当に直進性が高い、ミスに強いなというドライバーです。

打感や打音は前作比で特に変わりないように感じました。

個人的にはカーボンフェースの打感は柔らかくてボールが吸い付く感じがあって良いと思います。

Qi10MAXドライバーまとめ

  • 慣性モーメントが史上最高モデル
  • 飛距離性能に加えて安定感がハンパない
  • とにかくヘッドの安定感がスゴイ
  • ステルスの赤からQi10シリーズは青にチェンジ

ステルス時代はやや難しいといった評判もあったテーラーメイドですが、今回はそんな声も反映させたのかやさしさに振ったモデルを開発してきたなという印象です。

とはいえ飛距離性能のすごさはさすがのテーラーメイドなので、飛んで安定する、しかもやさしく打てるというあまり言うことのないドライバーかなという評価ですね。

以上、テーラーメイドQi10MAXドライバーの特徴を解説|慣性モーメントがスゴイという話題でした。

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りょういち

りょういち

ゴルフギア好きのアマチュアゴルファーです。ドライバーの平均ヘッドスピードは44~45。商品の特徴紹介や、試打してその性能のレビューをしています。

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