どうもりょういちです。
今回はミズノから登場するSTシリーズのドライバーについて特徴を紹介し、評価したいと思います。
ちなみにSTシリーズはGXの後継として登場しますが、今回のドライバーは2つのモデルが発売となり、モデル名は「ST200X」と「ST200」となります。
2モデルともに特徴と、そして違いをご紹介します。
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目次
ST200ドライバーの特徴
今回は「ST200X」と「ST200」がラインナップされています。
ST200X
今回はこのST200Xが「やさしくて簡単な方」のドライバーとなります。
ソールのヒール側にウエイトビスが装着され、ボールをつかまえにいく仕様になっています。
純正シャフトでの組み合わせだとSシャフトで292グラム、Rシャフトで280グラムとなるので、軽量の振り切れるドライバーになります。
そして今回は純正シャフト以外でもカスタムすることが可能になります。
GXでは純正シャフトのみの展開でしたが、シャフトを色々とカスタムできるようになったことにより使えるゴルファーの層がグッと広がりましたね。
シャフト次第ではやさしいヘッドと相まって、アマチュアにとってはすごく良いドライバーになるでしょう。
ST200
ST200は「叩ける」ドライバーとなっています。
ST200Xに見られたソールのヒール側のウエイトはなく、非常にシンプルな形状。
純正Sシャフトで301グラムと程よい重さのドライバーに仕上がっており、やさしさ重視のST200Xとは違いST200は思い切って叩いていけるドライバーとなっています。
ST200ももちろんシャフトカスタムが可能で、ハードヒッターには人気が出そうな予感です。
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フェースにβチタンを採用し反発アップ
βチタンとはあまり聞きなれない方もいるかとは思いますが、クラブの反発制限のルールができる前に使用されていた素材です。
つまりそういうことで、βチタンは過去に高反発ヘッドに使用されており、飛ぶ要素しかない素材を今回のST200シリーズに使用してきています。
おそらく技術の進歩の関係で、今なら高反発素材を使ってもルール内に抑えられるよう作ることが可能になったのでしょう。
βチタンは一般的なチタンに比べて強度が高く、たわみやすいため高い反発性能を発揮してくれます。
鍛造コアテックフェースデザイン
当然ながら反発係数のルール内でβチタンを使う必要があります。
ルール内での反発性能を限界まで高めるためにフェース中心部に厚みを持たせて質量を付加し、フェース周囲部を薄くすることによりフェースのたわみを増幅させています。
カーボンクラウンを採用
ミズノもついにカーボンクラウンを採用し、飛びを追求してきました。
高弾道、低スピンにするだけでなく、ミズノ独自のテクノロジーにより、カーボンクラウンでも打感の良さも感じれるようになっています。
軽量カーボンシャフトでも暴れにくい
「軽くても暴れにくい」を追求して作られたカーボンシャフトが2種類。
MFUSIONと、さらに軽いPLATINUM MFUSIONです。
軽いカーボンシャフトはシャフトが柔らかく暴れやすいため、ミート率が低下して飛距離をロスしてしまうデメリットがあるのですが、それを解消するため軽くても暴れにくいシャフトが開発されました。
これはヘッドスピードがあまり速くない層の方には朗報で、ドライバーに軽さと安定の2つを手に入れることができるというメリットとなります。
スペック表
総重量 | バランス | |
ST200X | 292グラム | D3 |
ST200 | 301グラム | D3 |
※純正Sシャフトの場合のスペック
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ST200ドライバーの見た目
ST200X
ヒール側にウエイトビスが装着されているのが特徴。
特別シャローというわけではなく、むしろディープよりかな?というようなフェースです。
構えてみるとややフックフェースではありますが、黒のカーボンクラウンはシンプルでスッキリしているので構えやすいですね。
ST200
ST200Xとの見た目の違いはウエイトビスがないというところですね。
フェースはこんな感じでシンプルな形状です。
構えてみるとストレートからややオープンフェースかなという印象ですが、座りが悪いというわけではありません。
ST200ドライバーを試打した感想
ST200X
試打クラブは10.5度の純正Rシャフトをチョイス。
まずは280グラムなので軽いですね。あえてRシャフトにして軽いものを振ってみました。
まず驚いたのが、安定感の高さです。ドローもフェードも出るのですが、曲がり幅が少なくほとんど曲がりません。
僕がイチオシテクノロジーのテーラーメイドのツイストフェース顔負けの曲がらなさです。
これはシャフトの効果を感じるところで、本当に暴れにくいという効果を実証してくれています。
飛距離ですが、ぼくの場合はやや球が高く上がりすぎてしまってロスしてしまいトータル240ヤードでした。
ただ、このST200Xドライバーはヘッドスピードが40以下の方が対象になってくるので、球が上がりやすいことはいいことだと捉えられます。
ゼクシオに対抗できるモデルだと感じましたので、本当に良いドライバーだと思います。
ヘッドスピード40以下の方にはおすすめです。
ST200
10.5度の純正Sシャフトで試打しました。
結果から言うと最高でした。
バックスピンが抑えられて力強い球が安定して打てました。
ST200X同様の曲がりにくさで、比較的低い弾道で安定してドローが打てました。
ストレートフェースなので構えた段階ではあまりつかまらないのかなと思いましたが、しっかりつかまえることができてほぼストレートに近いドローが打てました。
飛距離も最大252ヤードと飛んでくれて、言うことなしのドライバーですね。
打感に関してはさすがミズノ、と言わんばかりの良さで、性能やフィーリング、デザインどれをとっても欠点が見当たらないドライバーです。
ヘッドスピード40以下の方でもシャフト次第で使えますし、ハードヒッターでもカスタムシャフトを刺せばかなり良い結果が期待できるでしょう。
こちらもかなりおすすめです。
ST200ドライバーまとめ
ST200XとST200の2モデル
フェースにβチタンを採用し反発アップ
鍛造コアテックフェースデザインで飛ばす
軽量カーボンシャフトでも暴れにくい
カーボンクラウンで高弾道、低スピン
GXの後継ではありますが、かなりガラッと性能や印象を変えてきたなというSTドライバーとなっています。
外国産ブランドが人気を集めているドライバーにミズノが割って入るかというところですね。
実際は外国産ブランドほどは売れないのかもしれませんが、肩を並べるだけの性能はあると思うので一度試してみることをおすすめします。
以上、ミズノST200・ST200Xドライバーの特徴を解説|GXの後継モデル【ヘッドは2モデルあり】という話題でした。
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