タイトリストTSi2とTSi3ドライバーの特徴を解説|TSシリーズの後継モデル

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どうもりょういちです。

 

タイトリストの2021年モデルとして、TSシリーズ最新作のTSiシリーズが登場しました。

 

この記事では「TSi2ドライバー」「TSi3ドライバー」について特徴を解説し、見た目や試打結果も紹介していきたいと思います。

 

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タイトリストTSiドライバーの特徴

TSiのiには、イノベーション(革新)、イナーシャ(慣性)、インテグレーション(統合)、インパクト、という4つの意味が込められているのだそうです。

 

TSi2ドライバー

 

TSi2ドライバーはシャローヘッドにソール後方に配置されたウエイトが高慣性モーメントを引き出し、ブレにくくストレート弾道が打ちやすくなるヘッドです。

 

・フェースの広範囲でハイスピードを実現し飛距離アップ

・バックスピンを抑えて高弾道キャリー

・安心感のあるヘッド形状

・心地よい打感と爽快な打音

 

などが特徴のドライバーで、ヘッド体積は460cc。

 

ロフト設計は今回は9、10、11度となっています。

 

ヘッドの安定感を求める方にはこのTSi2ドライバーがおすすめです。

 

 

 

TSi3ドライバー

 

TSi2ドライバーと同様に460ccの大型ヘッド体積ですが、ディープに作られているためアドレス時の見た目としては小ぶりに見えるのがこのTSi3ドライバー。

 

ソールのウエイトは後方に配置されているのはTSi2と同様ですが、TSi3ドライバーは5つのポジションに配置変更が可能です

 

・フェースの広範囲でハイスピードを実現し飛距離アップ

・打点に重心を近づける新開発SURE FIT CGトラック搭載(ソールの可変ウエイト)

・風に負けないような強い弾道

・操作性に優れたヘッド形状

 

などが特徴に挙げられるドライバーで、オートマチックなTSi2ドライバーと比べると、操作がしやすく上級者好みのヘッドに仕上がっています。

 

ロフト設計は8、9、10度。

 

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ATI425フェース

ATI425フェースとは聞き馴染みがないと思いますが、それもそのはずゴルフ業界では初の素材が使われています。

 

そしてこのフェースこそが今回のTSiドライバーの目玉テクノロジーです

 

航空宇宙の分野で採用されてきたという類稀なる強靭性を誇るATI 425チタン。

 

フェースのどこで打っても驚きのボールスピードを発揮し、平均飛距離を大きく伸ばします。

 

キャロウェイにはAIフェース、テーラーメイドにはツイストフェースと、人気の各メーカーには革新的なフェーステクノロジーがありましたが、タイトリストにもこのATI425チタンフェースが加わったことで他メーカーに引けをとらない初速と飛距離が期待できます。

 

これはかなり期待大です。

 

 

 

高慣性モーメント化

より深く、低くなった重心位置に加えて、左右のみならず上下の慣性モーメントも向上。

 

通常、慣性モーメントはヘッドのトゥ・ヒール方向に対するモーメントの大小を表しますが、タイトリストは一方向だけでなく上下・左右・前後とあらゆる方向におけるモーメントを解析し、安定性の向上を総合的に図っています。

 

その多角的な慣性モーメント設計がボールスピードのアップ、バックスピン量の適正化、そしてブレない弾道を生み出し、大きな飛距離アップへと導いてくれます。

 

スピードを損なうことなく、より安定したヘッドとボールへのエネルギー伝達を最大化しています。

 

 

 

空力性能を高めてスピードアップ

クラブヘッドの空力性能を大幅に向上させ、クラブスピードを最大化しています。

 

TSiドライバーをいつものようにスイングするだけで、誰もが大きなボールスピードの向上を実感することが可能になっています。

 

 

 

シャフトラインナップ

今回は純正シャフトが新たに2種類登場し、さらにプレミアムシャフトという位置づけでツアーAD DIがラインナップされています。

 

 icon-caret-right TSP 110 50シャフト

オリジナル軽量シャフトでSフレックスで46グラムです

 

中調子で、フレックスはSR、S、TSがラインナップ。

 

軽量ながらしっかりと振れ、高打ち出し角・つかまりを得られる仕様となっています。

 

 

 

 icon-caret-right TSP 322 55シャフト

Sフレックスで56グラムのオリジナルシャフト。

 

中元調子で、フレックスはSR、S、TSがラインナップ。

 

最適なスピン量による打ち出しで、飛距離と高弾道が得られる仕様です。

 

 

 

 icon-caret-right ツアーAD DI

今回はツアーAD HDが最新モデルとして発売されていますが、あえて以前からあるDIを採用されています。

 

理由として、ツアーADシリーズの中でいまだ最も人気のあるシャフトであり、最も安定感のあるシャフトだからということらしいです。

 

DIは5Sと6Sが通常品として生産されており、カスタムせずとも店頭にも並ぶでしょう。

 

あえて今DIを持つというのは、何か渋くてカッコいいような気もしますね。

 

ちなみにDIは中調子表記ですが、しっかり目のシャフトでバックスピンを抑え強い弾道を打つには最適です。

 

 

 

スペック表

 

TSi2ドライバー

TSi3ドライバー

ヘッド体積

460 460

ロフト設計

9.0 / 10.0 / 11.0 8.0 / 9.0 / 10.0

総重量/バランス

(TSP 110 50 Sシャフト)

301グラム / D2 301グラム / D2

総重量/バランス

(TSP 322 55 Sシャフト)

312グラム / D3 313グラム / D3.5

総重量/バランス

(ツアーAD DI 5Sシャフト)

311グラム / D1.5 311グラム / D1.5

総重量/バランス

(ツアーAD DI 6Sシャフト)

319グラム / D2.5 319グラム / D2.5

 

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TSiドライバーの見た目

 icon-caret-right TSi2ドライバー

ソールデザインはタイトリストブラックでかっこいいですね。

 

後方に固定ウエイトが1つついており、ヘッドの安定感と球の上がりやすさが意図されています。

 

 

 

構えてみると、シャローバックのヘッドがほんのりフックフェースです。

 

ボールのつかまりは良さそうな印象を受けますね。

 

 

 

こちらが注目の新フェースです。

 

画像ではわかりづらいですが、新素材ということもあって、これまでのフェースとは違ってスイートエリアにはスコアラインはありません。

 

手触りで言うと少しザラザラしたような感触のフェースです。

 

試打結果で後述しますがこの新フェースがスゴイです。

 

 

 

 

 

 

 icon-caret-right TSi3ドライバー

TSi3はソール後方に可変ウエイトが装備されています。

 

他メーカーの可変ウエイトに比べるとややいびつな可変ウエイトになっていますが、購入したら試してみてください。

 

 

 

これが可変ウエイトで、画像では最もつかまりがよくなるヒール側に装着されていますが、基本は真ん中がニュートラルとなります。

 

 

 

構えてみると、座りがよくて非常に構えやすいストレートフェースです。

 

体積は変わりませんがTSi2と比較するとかなり小ぶりに見えるので、コンパクトな印象を受けますね。

 

 

 

フェースはTSi2同様のATI425という新フェースです。

 

TSi2より少しディープフェースでしょうか。

 

 

 

 

 

 icon-caret-right 純正シャフト

TSP110 50シャフトが軽い方の純正シャフトです。

 

黒と白でカラーリングされているシンプルなデザイン。

 

 

 

TSP322 55シャフトが重い方の純正シャフトです。

 

赤のラインが差し色になっていて、個人的にはいいデザインだなと思います。

 

 

 

TSiドライバーを試打した感想

 icon-caret-right TSi2ドライバー

試打したのは10度のヘッドに、シャフトはTSP110 50(純正)のSシャフトです。

 

試打結果は以下の通りです(5球平均)

ヘッドスピード

44.2

キャリー

240

トータル

256

バックスピン

2896

サイドスピン

-452(左)

 

適度につかまってくれてドローが打ちやすいドライバーでした。

 

ややバックスピンが多かったかなという印象がありますが、今回は純正シャフトでの試打結果なので、そこはシャフト次第ではなんとでもなりそうです。

 

飛距離もバックスピンの影響でやや伸び悩んだ感じがありましたが、ここもシャフトで伸ばせるところでしょう。

 

そして打感がとても良く、新フェースが良い感触でした。タイトリストらしからぬ打感の良さです(笑)

 

初心者やスライサーにもおすすめのドライバーです。

 

 

 

 

 

 icon-caret-right TSi3ドライバー

試打したのは9度のヘッド、TSP322 55(純正)Sシャフトです。

 

試打結果は以下の通りです(5球平均)

ヘッドスピード

44.5

キャリー

250

トータル

269

バックスピン

2355

サイドスピン

-23(左)

 

TSi2とは対照的に、バックスピンが抑えられることによって強い球を打つことができました。

 

飛距離も申し分なく、僕としてはかなり飛びましたね。

 

方向性も、ドローだったTSi2に比べてストレート弾道で、結果としては非常に良かったです。

 

打感はTSi3もすごく良く、結果とフィーリングともに個人的にはかなり満足するものでした。

 

スライサーには少し厳しいかもしれませんが、フッカーやハードヒッターにはかなり期待できます。

 

個人的にはめちゃくちゃおすすめです。

 

 

 

TSiドライバーまとめ

 icon-check オートマチックなTSi2ドライバー

 icon-check 操作性のTSi3ドライバー

 icon-check ATI425フェースで飛距離アップ

 icon-check 高慣性モーメント化でブレない

 icon-check 空力性能を高めてスピードアップ

 icon-check シャフトはオリジナルが2種と、ツアーAD DI

 

今回のタイトリストには個人的にかなり期待していて、日本ではピン、テーラーメイド、キャロウェイの3強に待ったをかけるドライバーだと思っています。

 

重量はそこそこあるモデルなので、ヘッドスピードは40以上はほしいですが、逆にヘッドスピードさえクリアしていれば誰もがフィットする対象になり得るドライバーなので、候補に入れてみてはいかがでしょうか。

 

以上、タイトリストTSi2とTSi3ドライバーの特徴を解説|TSシリーズの後継モデルという話題でした。

 

 

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りょういち

りょういち

ゴルフギア好きのアマチュアゴルファーです。ドライバーの平均ヘッドスピードは44~45。商品の特徴紹介や、試打してその性能のレビューをしています。

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