ゼクシオ12/X(エックス)ドライバーの特徴を解説|試打結果に注目

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どうもりょういちです。

国内モデルではナンバーワン人気モデルのゼクシオが、従来の流れ通り「ゼクシオ12」となり登場。

また「ゼクシオX(エックス)」も同時に登場します。

今回は「ゼクシオ12ドライバー」と「ゼクシオXドライバー」の特徴を解説していきたいと思います。

また、試打はゼクシオ12、ゼクシオX、ゼクシオ11、スリクソンZX5の4つモデルで打ち比べを実施。

ゼクシオ12シリーズ(というかゼクシオX)のすごさがわかる内容となっていますのでご覧ください。

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ゼクシオ12ドライバーの特徴

王道ゼクシオシリーズ最新作で、ゼクシオ11の後継モデルです。

基本的なゼクシオのコンセプトはこれまで通りで、やさしい・つかまる・軽くて振り切れるというイメージはそのままです。

国内メーカーに比べて海外メーカーが人気を集めている今のゴルフクラブ界にもかかわらず、軽量クラブの部類では相変わらず一番人気のモデルです。

やはりそこにはやさしくて打ちやすいというテクノロジーが詰まっていますし、ネームバリューで人気が出ていることもあります。

詳しくは後述しますが新機能のアクティブウィングとリバウンドフレームで、飛びと安定性をさらに求めたモデルとなっています。

ゼクシオXドライバーの特徴

軽量のゼクシオシリーズでは物足りない、という層に向けて作られているのがこのゼクシオX(エックス)です。

ゼクシオ11や12みたいに、数字がないのでやや分かりづらいのが難点ですが、今回もゼクシオXという名称です。

以前はミヤザキモデルという名前だったりしましたが、今回は前作と同様の名称に落ち着いています。

ゼクシオ12との違いはスペックを見ても一目瞭然なのですが、重量とつかまり加減、そして今回はゼクシオXにはカチャカチャがついてきました。

こうなってくるとゼクシオ12との差というよりは、スリクソンZX5に近いモデルなのかなとも感じるところです。

そのあたりは試打で打ち比べもしていますので後述します。

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テクノロジー

今回は2つの新しいテクノロジーが採用され、「飛び」と「安定感」にフォーカスされています。

  • アクティブウィング

他社メーカーでも話題となったこともある「空力」をコントロールするテクノロジーです。

今作のゼクシオ12とゼクシオXにおいて、この空力コントロールはスイング中のヘッドのブレを抑制することにより、インパクトのばらつきを抑え良いショットの確率が増すというもの

やさしいということで人気の高いゼクシオは、以前から反発エリアは広くそれはそれはやさしいクラブであることに変わりありません。

そこに今回のアクティブウィング、つまり空力コントロールを持ってくることにより、よりヘッドブレが少なく芯で打てるように設計しているとも言えます。

芯が広いゼクシオが、「芯に当てやすい」という機能まで加わり、さらにやさしいクラブとなることは想像できます。

  • リバウンドフレーム

スリクソンZXドライバーに搭載されているテクノロジーをそのままゼクシオにも汎用。

ミスヒットに強いカップフェースのリバウンドフレームが、たわみを最大化し反発エリアの拡大を実現しています。

先でも述べましたがもともと芯の広いゼクシオが、より芯が広くやさしく仕上げられています。

松山英樹プロもエースドライバーになりつつあるスリクソンZXドライバーにも装着されているテクノロジーですので、これは間違いありません。

スペック表

総重量バランスヘッド体積
ゼクシオ12282D4460
ゼクシオ11280D3460
ゼクシオX300D3460
スリクソンZX5304D2460

※ゼクシオ12、11は純正Rシャフトの場合。ゼクシオXとスリクソンZX5は純正Sシャフトの場合のスペックです。

ゼクシオ12とゼクシオXでは重量差は一目瞭然で、ハッキリと層を分けているのはわかります。

ただ、ゼクシオ12はRシャフトでも280グラムに乗っている点がどうなのかなと思う部分は正直あって、軽いのが特徴の1つなだけに270グラム台でもよかったのではと思うところです。

また、ゼクシオXに関してはスリクソンZX5寄りではあるものの、やはりスペック的には従来のゼクシオとスリクソンの間のような位置づけのモデルとなっていますね。

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ゼクシオ12ドライバー/Xドライバーの見た目

  • ゼクシオ12ドライバー

この見た目は既視感があって何もおもしろみはありませんね。

よく覚えてないですけど、なんだかゼクシオ5代目か6代目こんなのじゃなかったかな?勘違いかな?って感じです。

構えてみると、ゼクシオらしいフックフェース。

そしてクラウンのヒール寄りにゴールドの突起物こそ、アクティブウイングの正体です。

前述していますが簡単に説明すると、この突起が、いわゆる空力をコントロールをすることでスイング中のヘッドのブレを抑制します。

フェースはこんな形。

  • ゼクシオXドライバー

この見た目からはゼクシオのデザインは一切感じられず、そしてゼクシオという文字もなく、「X」だけがでかでかとアピールしています。

ゼクシオというネーミングが見た目として表現されていないというのはひとつ良い点かなと思います。

そしてゼクシオシリーズ初のカチャカチャが搭載。

スリクソンのスリーブと同じものを使用しているので互換性があり、ZXなどのドライバーとシャフトを入れ替えることは可能です。

構えてみると、ほぼストレートに近いほんのりフックフェースという具合でしょうか。まあ、ほぼほぼストレートフェースです。

このフェースアングルからもゼクシオ12とは一線を画しているということがわかります。

空力をコントロールするアクティブウィングはゼクシオ12と同様の場所に装着されています。

フェースにもしれっと「X」ありますね。

ゼクシオ12ドライバー/Xドライバーを試打した感想

今回は試打をゼクシオ12、ゼクシオXの他、前作のゼクシオ11、そしてスリクソンZX5で比較を行いました。

試打結果は以下の通りです(5球平均)

ゼクシオ12ゼクシオ11ゼクシオXスリクソンZX5
ヘッドスピード45.445.245.144.8
キャリー238234251241
トータル258248274260
バックスピン2958331222512678
サイドスピン-765(左)-779(左)+46(右)+213(右)

飛距離が最も出たのはゼクシオXでした。ゼクシオXが一番飛ぶという結果には自分のヘッドスピードが45ほどあるのでスペック的に想定内でしたが、想定していた飛距離よりもめっちゃ飛びます。

ゼクシオXは正直想定外なほどにめちゃめちゃいいクラブです。安定感も素晴らしく、「ゼクシオ」というネームが少しネックですが、使いたくなるほど良いです。

方向的にもほぼストレートがそろって打てましたし、バックスピン量も適正でした。

ゼクシオ12に関しても、安定感という意味では前作を上回っているという評価ができますしバックスピン量が意外と入らないのでボールが吹けにくいですね。

ヘッドスピードを40切ってくるゴルファーの方でも、バックスピン量が多すぎる方が多いので、これは良い傾向だと思います。

飛びに直結してくる部分なので、今作のゼクシオは12とXともに「強弾道」と表現してもいいでしょう。

打感や打音に関しては、ゼクシオ12は「ああ、ゼクシオだなあ」という感じの金属音と爽快な打感です。これは今まで通り。

ゼクシオXはどちらかというと少し音は抑えめですが、打感の爽快さはあり心地良いです。ハードヒッターにもウケは良さそうな感じでした。

ゼクシオ12は「前作越えはできている」という一定の評価はできますし、ゼクシオXは「今のゼクシオとスリクソン合わせた中で最高のドライバー」と言えるでしょう。

ゼクシオXは人気海外ブランドとも遜色ない性能だと思っています。

ゼクシオ12ドライバー/Xドライバーまとめ

  • ゼクシオ12はつかまって飛ぶ
  • ゼクシオXは直進性がよく飛ぶ
  • スライサーはゼクシオ12
  • フッカーはゼクシオX
  • 見た目や打感、打音などはゼクシオそのもの

打つ前までは少しゼクシオに飽きを感じていた部分もあったのですが、前作を超えてくるあたりさすがですね。

ゼクシオXに至っては前作超えどころか、2021年に発売した全てのモデルの中でも上位を争うほどいいですよね。

「ゼクシオ」というネームで片付けてしまわないで、ヘッドスピードが40を超えてくる方でもゼクシオXはぜひ試して欲しいですね。

以上、ゼクシオ12/X(エックス)ドライバーの特徴を解説|試打結果に注目という話題でした。

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りょういち

りょういち

ゴルフギア好きのアマチュアゴルファーです。ドライバーの平均ヘッドスピードは44~45。商品の特徴紹介や、試打してその性能のレビューをしています。

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