タイトリスト・ボーケイSM9ウェッジの特徴を解説|人気ナンバーワンウェッジの2022年モデル

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どうもりょういちです。

2年に1度、偶数年にモデルチェンジを行うタイトリストのボーケイSMシリーズウェッジですが、2022年はSM9の発売となります。

ボーケイSM9ウェッジはどのように進化しているのか、特徴を見ていきたいと思います。

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ボーケイSM9ウェッジの特徴

SM9の新しい溝はフェースの平面性からエッジまで精密に加工が施され、スピン性能を最大化させます。ボーケイ・デザイン ウェッジは、最高の品質とパフォーマンスを提供するために100%検査を実施。また、溝の耐久性を高めるために、インパクトエリアに局所的な熱処理が施されています。(タイトリストHPより抜粋)

とのことですが、その他の新たなテクノロジーは特にないとのこと。

ここからわかることはフェースの溝に対する精度が上がっているということと、その他は基本的にはSM8から変更がないということでしょう。

SM8自体、すでに仕上がっている感のあるウェッジだったので、マイナーチェンジという印象を受けますね。

バウンスラインナップとソール形状の見た目

  • Fグラインド

万能型のグラインドで、フルショットなどに使う46〜52度はこのFグラインドのみの展開です。

対応ロフト:46.48.50.52.54.56

  • Mグラインド

バウンス角が小さく、操作性の高いグラインドです。

フェースの開閉がしやすく、あらゆる状況で色んなショットをしたい方に向いています。

その分、寛容度は少し下がります。

対応ロフト:56.58.60.62

  • Sグラインド

薄めのソール幅に、少しだけ削られたソール形状のグラインド。

万能型で、厚めのソール形状が苦手な方には最適です。

対応ロフト:54.56.58.60

  • Dグラインド

ある程度厚めのソール幅にザックリとソールを削ったグラインドで、高いバウンス効果を得られると同時に、色んな打ち方もできるグラインドです。

対応ロフト:54.56.58.60

  • Lグラインド

最もバウンスが少ないグラインドで、60度のみの設定です。

ロブショットなどの操作性は抜群です。

対応ロフト:60

  • Kグラインド

最もハイバウンスで、最もバンカーに適したグラインドです。

広いソール幅で芝の上も滑ってくれますが、逆にフェースを開いたりするようなショットはやりづらいです。

対応ロフト:58.60

シャフトラインナップ

・ダイナミックゴールドS200(129グラム、元調子)

・BV105(110グラム、中調子)

・NSPRO950GHneo(98グラム、中調子)

以上の3種類が標準ラインナップとして店頭などに並ぶことになります。

ダイナミックゴールドとNS950neoは安定の需要があるので既存の通り。

BV105を採用したことによるモーダス105のラインナップ除外はユーザー的には選択肢が狭くなりややマイナス面でしょうか。

もちろんカスタムオーダー自体はできますが、時間がかかりすぐには手元に入りません。

ではBV105がどうなのかと言うと、タイトリストのオリジナルシャフトとなっており、110グラムの中調子です。

アイアンにカーボンや軽量スチールを使っている方にはいいと思いますが、モーダス105相当以上のユーザーには少し手を出しにくいシャフトかと思います。

モーダス105相当以上のスペックのシャフトでアイアンを組んでいる方は、ダイナミックゴールドS200を選択するか、カスタムでモーダス等のシャフトを組むことをおすすめします。

スペック表

かなり細かいスペック表となりますので、ボーケイSM9公式ページをご覧ください。

重要なところはロフト、バウンス、総重量です。

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ボーケイSM9ウェッジの試打評価

試打は58度の各グラインド、シャフトはダイナミックゴールドで行いました。

データも測りましたがあまり変わり映えのない結果だったので、打った感想を述べていきたいと思います。

Kグラインド(バウンス14度)

とてもやさしいというのが第一印象で、やはりハイバウンスはメリットが大きいと感じました。

厚いソール幅で芝を滑ってくれたり、バンカーにおいても砂に潜っていってくれそうな感じです。

特にこだわりがなく、やさしく使いたいというアマチュアにはKグラインドがおすすめです。

フェースを開いたりする打ち方は、リーディングエッジが少し浮いてやりにくいのであまりおすすめできません。

Dグラインド(バウンス12度)

Kグラインドと同じくハイバウンスでやさしさがある一方で、こちらはソールが削られているため開いて打つことも可能。

やさしさもほしい、でも開いて使うこともそれなりにあるという方にはDグラインドがおすすめです。

Sグラインド(バウンス10度)

ソール幅が薄めのSグラインドはKやDほどの寛容性はありませんが、あらゆるショットが可能になる万能型でしょう。

あらゆるショットというと、つまり中級者以上向けのバウンスになるかなという印象です。

ソールの薄さゆえにバンカーが苦手な方などにはあまりおすすめしません。

Mグラインド(バウンス8度)

最もローバウンスのMグラインドは決してこれ自体が難しいというわけではありませんが、KやDに比べればという言い方をするとやはり少し難しめです。

バウンス効果が少ないのでダフリのミスへの寛容性は少なく、初級者にはあまりおすすめしません。

一方でかなり削られたソール形状は操作性抜群で抜けが良し。

アプローチショットにある程度自信がある方には非常に武器になる1本でしょう。

全番手で言えることはもちろんスピン量に問題はなく、キュッと止まってくれるウェッジです。

あとは自分の現段階でのゴルフのレベルと、どういう風にウェッジを使いたいかで選ぶロフトやグラインドが変わってくるでしょう。

ボーケイSM9ウェッジまとめ

  • フェースの溝を改良しスピン性能アップ
  • さまざまなグラインドが選択可能
  • 基本性能はSM8を踏襲

完成度の高さ言うまでもなく、安心して使うことのできるウェッジですね。

シャフト選びとグラインド選びは、自分に合ったものをしっかりと選びましょう。

以上、タイトリスト・ボーケイSM9ウェッジの特徴を解説|人気ナンバーワンウェッジの2022年モデルという話題でした。

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りょういち

りょういち

ゴルフギア好きのアマチュアゴルファーです。ドライバーの平均ヘッドスピードは44~45。商品の特徴紹介や、試打してその性能のレビューをしています。

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