どうもりょういちです。
今回紹介するのはタイトリストから追加登場という形で発売されるT100Sアイアンというモデル。
T100との違いや、どういうアイアンなのか特徴を解説し、見た目や試打結果などにも触れていきたいと思います。
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目次
T100Sアイアンの特徴
(ネットにはまだあまり出回っていない可能性もあります)
どんなアイアンか?
まずはタイトリストアイアンのラインナップとして、おさらいしておきましょう。
5番 | 7番 | PW | |
620MB | 27 | 35 | 47 |
620CB | 26 | 34 | 46 |
T100 | 26 | 33 | 46 |
T100S(New!) | 24 | 31 | 44 |
T200 | 24 | 30 | 43 |
T300 | 23 | 29 | 43 |
T400(New!) | 20 | 26 | 38 |
(数字はロフト角)
上記の表のように、T100SアイアンはT100とT200の中間に位置するのがわかります。
MBが最も難しくて飛ばないツアーアイアンで、新製品のT400が最もやさししい飛び系アイアンということになります。
基本的には表の上から順にやさしくなっていきますので、T100よりはやさしく、T200より難易度の高いアイアンということが言えるでしょう。
飛距離性能ややさしさもある程度求めつつ、打感やフィーリング、見た目などにもこだわりたいという方にマッチするアイアンです。
T100との違い
T100SはT100からどこがどう変わってるの?という質問がよく聞かれるところですが、以下にまとめます。
・T100アイアンに比べて2度ストロングロフト
・T100はいわゆるハーフキャビティなのに対してT100Sは軟鉄鍛造のキャビティバックでやさしさアップ(寛容性)
・トゥとヒールにタングステンウエイトを配置し重量配分を行い、ヘッドの重心コントロールを可能に。それによりコンパクトなヘッドサイズであるにもかかわらず高い安定性を発揮
・ヘッド形状とソール形状をさらに改善し、コントロール性能と安定性をプラス
以上がT100アイアンとの違いで、どちらかと言うと見た目はT100で中身はT200というようなアイアンなので、T200の売れ行きから見ても需要はかなりあるでしょう。
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対象ゴルファー
T100Sアイアンの対象ゴルファーは、「T100のような見た目のカッコよさを求めつつ、より飛距離や寛容性を求める方」でしょう。
T100アイアン自体、やはりやや難しめのアイアンですので、寛容性があるかと言われると微妙なところ。
ですが、「T100を使いたい」もしくは「これまでAP2を使っていた」という方は多いです。
そういう方にはT100Sアイアンはフィットする可能性が高いでしょう。
見た目のシャープさやカッコよさはT100を継承しつつ、飛距離や寛容性はT200に近いものがあり、さらに軟鉄鍛造アイアンなので打感も申し分ないとくれば、これはニーズにハマります。
タイトリストアイアン好きのゴルファーは多いですから、需要はそれなりの数があると思います。
ウェッジの組み合わせ
T100SアイアンはPWが44度なので、基本的にはウェッジを3本入れることをおすすめします。
48、52、56度
48、52、58度
ベーシックに組むならこの2パターンですね。
56度と58度は使いたい方でいいと思います。
ボーケイSM8なら、T100Sアイアンの小ぶりの感じでもすんなりとウェッジにつなげられるのでおすすめです。
その他だとキャロウェイのジョーズウェッジなどもいいでしょう。
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T100Sアイアンの見た目
バックフェースの見た目はパッと見ではT100と同じです。
T100Sの「S」が赤文字で強調されているので変更点はそこぐらいかなと思います。
構えてみるとこんな感じで、トップブレードはかなり薄めですね。
この薄さは620CBアイアンに匹敵するような薄さだとも思います。
分厚いのが嫌で薄めのトップブレードがいいという方にはおすすめですね。
フェースやソールはオーソドックスな感じですね。
T100Sアイアンを試打した感想
試打したのは7番アイアンで、シャフトはダイナミックゴールドツアーホワイトS200で行いました。
構えやすさや打感に関してはT100と同様に合格点です。簡単なアイアンではありませんが、とらえたときの抜けの良さなどはやはりタイトリスト感があって良いです。
見た目も前述の通りT100と極めて似ているので、カッコいいですし高評価です。
そして、T100Sの最大の見せ場は飛距離です。
ロフトをT100よりも2度立てて設計されないるのですが、実はこれが、あまり飛びませんでした。
T100Sはシャープな見た目で難易度は変わらず、飛距離だけアップさせるというアイアンなのですが、そこまでの飛びを実感できませんでした。
実際、T100とT100Sを5球ずつ打ち比べて見ましたが、以下がその結果です。
T100S | T100 | |
ヘッドスピード | 37.1 | 37.4 |
キャリー | 154 | 150 |
トータル | 162 | 158 |
打ち出し角度 | 16.7 | 17.0 |
バックスピン | 5725 | 5678 |
このように、たしかに少しは飛んでいますが、ロフト2度分かと言われれば少し微妙です。
なので、T100Sに飛距離を過度に期待するのは危険かもしれません。
T100よりもあと少しだけ飛ばしたい、と考える方にとってはピッタリになる可能性が高いですね。
T100Sアイアンまとめ
T100に比べてストロングロフトで飛距離アップ
コントロール性能が向上し安定性アップ
見た目のシャープさやカッコよさは損なわずにキープ
打感も秀逸で心地よい弾き感
T100とT200の中間モデルという位置づけのT100Sアイアンですが、その性能ぶりは見事で一定数の需要はあるでしょう。
タイトリストファンは欲しい方が多いでしょうね。
ちなみにこのT100Sアイアンはセレクトストアでの限定販売となるようで、全てのお店で取り扱いがあるわけではないとのことです。
ちなみにネットに出るのもUSモデルとなるでしょうから、その辺も判断して購入していただけるといいでしょう。
以上、タイトリストT100Sアイアンの特徴を解説|飛びと安定感をプラスした軟鉄鍛造アイアンという話題でした。
(ネットにはまだあまり出回っていない可能性もあります)
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